Facebook・Googleでクロスデバイストラッキングできるユーザー数や現状の対策などのまとめ

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マルチデバイスが騒がれている昨今、
クロスデバイストラッキングについて先行しているFacebookとGoogleについてまとめました。

 

Facebook

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一ヶ月あたり1度以上のアクセスしたユーザー数は12.3億人。およそ日本の総人口の10倍です。

Facebookユーザ数 国別ランキング

  • 1位:1.58億人 アメリカ        :人口:3.1億人
  • 2位:0.72億人 ブラジル        :人口:1.9億人
  • 3位:0.64億人 インド        :人口:12.4億人
  • 4位:0.48億人 インドネシア    :人口:2.5億人
  • 5位:0.43億人 メキシコ        :人口:1.2億人
  • 6位:0.33億人 トルコ        :人口:0.7億人
  • 7位:0.32億人 イギリス        :人口:0.6億人
  • 8位:0.30億人 フィリピン    :人口:1.0億人
  • 9位:0.25億人 フランス        :人口:0.7億人
  • 10位:0.25億人 ドイツ        :人口:0.8億人
  • ・・・・
  • 14位:0.21億人 日本        :人口:1.2億人

※データCNN調べ

 

Facebookのクロスデバイストラッキングの取り組み

Facebook広告の製品ディレクターGokul Rajaramは”Atlas”をインターネット上で広告配信プラットフォームとして。 “クロスデバイス洞察を測定することができる”ことに注目し2013年に “Atlas”買収しました。

最近は、クロスデバイストラッキングを実現する動きが加速しており、ログインしたユーザIDに対して、”Atlas”広告を配信しようとしています。

今までの配信と異なり一貫性と信頼性の高い広告配信ができ、クロスデバイスの測定が可能になります。更に他のデバイスの経路に沿って広告を追跡することができます。この方法はクッキーを置き換わるのではと言われており、今後のメディア買い付けに影響がありそうです。

先日、Facebookクロスデバイスのレポートを広告主に提供すると発表
詳しくは先日の記事ご確認ください。
http://global-adtech.jp/blog/750

 

Q2 2014 決算説明中に、Mark Zuckerbergが、「毎月自分の携帯電話上でのFacebookを10億人以上が使用しています。iOSとAndroid上で80%以上Facebookのログインを使用しています。」と話している通り

10億人の一人一人は全体のデバイスにログインしていることを前提とした場合クロスデバイストラッキングや配信及び計測は

とても魅力的であり今後も動きが加速していきそうです。

 

 

Google

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Googleのクロスデバイストラッキングの取り組み

はじめに、Googleの担当者は「われわれは現時点ではクロスデバイスについて言うことは何もない。」と語っている

Googleログインのクロスデバイスユーザー6億人から12億人いるとされています。範囲がかなり広いが、、、

 

googleクロスデバイスユーザーの条件

Androidの場合
①Androidのユーザー
②デスクトップでGoogle製品にログインしたユーザの数。

iOSの場合
①iOSのユーザのGoogleのログイン率
②デスクトップでGoogle製品にログインしたユーザの数。

 

Googleの強み

  • Androidは、世界的なスマートフォン市場シェアのほぼ85%を持っている(※2014年第2四半期)
  • AppleのiOSでのGoogleは、ユーザーはおおよそ30%から40%程度と言われている。
  • 昨年の時点で540万人のGoogle Plusユーザーがいる。
  • comScoreアプリ視聴者トップ25でわかるようにアクティブユーザーが多い

comScoreアプリ視聴者トップ25 ※8月中旬データ

  • 2位:YouTube        :8,340万UU
  • 3位:Google        :7,220万UU
  • 4位:Google検索    :7,020万UU
  • 6位:Googleマップ    :6,450万UU
  • 7位:Gmail        :6,030万UU
  • 16位:Googleプラス    :2,880万UU

 

Googleのクロスデバイスの推定コンバージョンとの違い

以前も記載していますが、Googleは複数デバイスであっても、同一アカウントでGoogleにログインしていれば計測可能ですログインしていない状況で検索された場合は計測ができません。またアカウントを複数持っている人も計測できません。

Googleはログイン数など含めて考えると彼らは多くのデータを持っており非常に強力な位置にあるが、プライバシーの観点から何ができるかに対して吟味している傾向です。

DMPとクロスデバイス計測の打ち手の矛盾?

最近の流行りトレンド”DMP”と”クロスデバイス”ですが両者の打ち手に対する矛盾があると私は考えます。

 

■クロスデバイス

クロスデバイスは広告効果の重み付け、いわゆるアトリビューション分析に近い

簡単に言えば、最初の見られた広告に効果がある考え、その最初の広告を引き続き出稿した方がいいと結論を出す。

 

■DMP

DMPは、主に従来のCRM分析とほぼ同じと思ってよい、

簡単に言えば、広告チャネルやデバイスの効果分析から始まり、既存顧客へアプローチ方法の効果を分析。

申込み後の転換率などの分析が可能なため、デバイスやチャネルごとに目標CPAなど特化・細分化しての対策をおこなう。

 

単純に考えると、クロスデバイスの全体最適化とDMPの細分化しての最適化は矛盾していると思われ、新規ユーザー獲得の広告配信では両者は交わることは無いかもしれません。

 

しかし、既存の顧客の引き上げ率(リマーケティング)においては両者を効率的に活用すべきである。

現在CRM分析における打ち手は、既存の顧客に対してのメルマガが主な打ち手ですが、近年メール開封率が落ちてきていたり、普段メールを見ないユーザーには、アプローチが出来ないなどの弱みがあるが、メール見ないユーザーでもFacebook・Googleでログインしている可能性が高いです。

DMPで分析した優良な既存顧客に対して、Facebook・Googleのログインユーザーにクロスデバイスでアプローチできれば既存顧客の引き上げ率がアップすることができます。

 

■下記がイメージ図です。

※Facebookはメールアドレスにターゲティングは2012年8月よりスタートしています。

Dmp

この方法のネックはFacebookのCPCがメルマがと比べると格段に高いため、獲得単価は高くなる可能性が高くなります。

しかし今までアプローチできていない層にアプローチできる現在唯一の手法になりそうです。

 

また、コンバージョンユーザーに対して配信除外するNOTCVなどをクロスデバイスで制御できれば、無駄広告の配信を停止することができます。

 

Googleは個人情報の問題でどうなるか現在は不明ですが、googleログインユーザーのメールアドレスに対して広告配信できる時代は、すぐそこに来ているかもしれないですね。

 

参考:
http://www.adexchanger.com/data-exchanges/how-much-cross-device-clout-do-facebook-and-google-actually-have/
http://edition.cnn.com/2014/02/03/tech/social-media/facebook-graphic/index.html
http://www.insidefacebook.com/2012/08/30/facebook-may-soon-allow-ad-targeting-by-email-user-id-and-phone-number/
https://www.comscore.com/jpn/Insights/Data-Mine/Top-25-Mobile-Apps-Dominated-By-The-Largest-Digital-Media-Brands

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米国San Francisco在住のWebマーケッター。日本で5名のGoogle Adwordsトップレベル ユーザー「 ウェブマーケティングプラス」ブログやセミナーを通じ情報発信を行っています。解析ツールのデータ分析からウェブサイトのデザイン改善まで、集客の最適化だけでなくウェブサイトの獲得効率化などに注力して活動中。