IPOしたての新興アドテク会社の中でTubeMogulの株価だけがウナギ登りなワケ

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source:Tube Mogul

8/27の決算発表以降skyrocket(うなぎ上り)しているのがよくわかります。
スクリーンショット 2014-08-31 21.42.01source:WSJ.com

Why Tube Mogul skyrocket?

まずは答えから。

突然株価がうなぎ上りしたのは、投資家の予想に反して「黒字転換」したからです。

直近18ヶ月以内にIPOしたほとんどの新興アドテク会社が売上は伸びているものの、
おおむね赤字と戦っている中で、Tube MogulだけがQ2決算で黒字転換(EVITDAベース)しました。
このことをアメリカの投資家たちは全く予想していませんでした。

Tube Mogulと直近18ヶ月で上場した、その他のアドテク銘柄の2014Q2決算
image※全て単位は100万ドル
※Source:8/29 WSJ.com

利益もさることながら、Tube Mogulの売上高成長率は前年比2倍強と群を抜いています。

 

高い成長率。その要因は「Transparency」

また、プレスリリースによると、その成長の要因はセルフサービス型プラットホームです。
このサービスを使う広告主が143→283に増えているのです。

Platform Direct is the “growth driver” of the business
basically doubling the number of brand advertisers using the platform to 283 last quarter.

よく言われる事ですが、非ダイレクト型プラットホームの仕組みは不透明です。

KPIをクリアしていればいいだろ?と言われそうですが、広告主は多くのアドテク会社たちに不満足です。

どのようなアルゴリズムで動いているのかわからない。メディアやオーディエンスデータにどれくらいのコストが払われているのかわからない。

Transparency(取引の透明性)

この数年で盛んに言われるようになった単語です。

 

Programmatic Buying, Premium video inventory

MAGNA Globalの予想によれば、
2017年のアメリカにおける広告カテゴリのNo.1はデジタルメディア

 

広告の王者テレビを抜く原動力は「Programmatic Buying」と「Premium video inventry」としています。この二つが伝統的な広告主をデジタルに誘因すると予想されています。

Tube Mogulが実現した他のアドテク会社たちを凌駕する高い成長率は、この動画とプログラマティックの両方を兼ね備え、透明性を求める広告主の期待に応えた結果と言えるでしょう。

 

決算発表の時のCEOの言葉が印象的でした。

“TubeMogul isn’t a black box.
Advertisers know exactly what’s working, and this becomes their intellectual property.”

“Tube Mogulはブラックボックスではない。
広告主は正確に何が行われているかを知ることになる。
それは彼らの知的財産になる。”

広告主に100%フォーカスし、広告主の期待に見事応えたすばらしい決算です。

 

引用元:

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八田浩

2001年明治大学経営学部卒業。 証券会社勤務の後、2004年株式会社オプト入社。 2006年名古屋営業所立ち上げ、2008年電通との資本業務提携においては協業責任者として同社へ出向。 2010年オプトに帰任し、従来の広告代理事業に加え、アドテク事業、動画事業、オムニチャネル事業のメディア/商品開発を担当。2011年7月株式会社オプト執行役員に就任。2015年4月~2016年3月まで同社取締役に就任。2015年12月より当社代表取締役社長に就任。