MediaMathが2.25億ドルを調達。統合が進むアドテク業界で独立系ベンダーは戦い続けられるのだろうか

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今月MediaMathがサーチライト(プライベートエクイティ)から2.25億ドルを調達しました。AT&TによってAppNexusが買収された今、MediaMathにとって、ここからどんな打ち手があるのでしょうか。

MediaMath画像:Strength in Numbers | MediaMath

今まで5億ドル以上の調達を行ってきたMediaMath。サーチライトがこれまでも”ユニーク”な状況にいる企業への投資を行っている点から見て、今回の(買収ではなく)出資からも、残された最大の独立系アドテクベンダーとしてのMediaMathの存在価値の高まりを感じさせます。

今回の出資をもとに、MediaMathはどのように動くのでしょう。

AdExchangerは、同社がこの出資のうちの4,500万ドルを使って、MediaMathの初期投資企業であるSafeguardを買収したと伝えています。

また、MediaMathのCEOであるJoe Zawadzki氏は、今後9-12ヶ月の間にさらなる買収を進めつつ、広告ID、人工知能、コネクテッドTVおよびデジタルOOH(Out Of Home/自宅外で接触する)広告といった分野の技術開発を進めることを明言しています。

アドテク業界は、GoogleとFacebookが支配するデジタル広告市場という激動の真っ只中にいます。また、当サイトでも取り上げ、5月25日に施行されたGDPR(EU一般データ保護規則)という課題にも立ち向かっている最中です。さらに、2018年第二四半期の米国アドテク、マーテク、デジタルコンテンツ業界におけるM&Aの数は77という状況です(LUMA Partners調べ)。

冒頭でもご紹介したAT&Tによる垂直統合への動きや、Vista Equity Partnersによる広告計測企業のインテグラル・アド・サイエンスの過半数の株式取得など、統合されつつあるアドテク業界の中で、MediaMathは今後どう戦っていくのか?

サーチライトのパートナーであるDarren Glatt氏は、(今回の出資の先に)決められたタイムフレームでのエグジットを見据えていないとした上で、スケールされたDSPと強固なDMPを持つものこそが(アドテク業界の)真の勝者だと、MediaMathの魅力を語っています。

参考:
Strength in Numbers | MediaMath

Ad-tech company MediaMath raises $225 million | MediaMath
Ad-Tech Company MediaMath Raises $225 Million – WSJ
MediaMath Has $180 Million To Spend On Acquisitions – So What’s Next? | AdExchanger

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