ANA(全米広告主協会)がデータマーケティング協会を買収。高まり続けるデータドリブンの重要性

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先週木曜日にANA(全米広告主協会)がDMA(データマーケティング協会)を買収することが発表されました。2018年1月のWOMMA(Word of Mouth Marketing Association/クチコミマーケティング協会)の買収に続き、ANAにとっては今年二度目の業界団体の買収となります。

画像:Important Announcement Regarding DMA and ANA | thedma.org

設立してから108年目を迎えるANAですが、2015年にはAEF(Advertising Educational Foundation/広告教育協会)、2014年にはBMA(Business Marketing Association/ビジネスマーケティング協会)、そしてBAA(Brand Activation Association/ブランドアクティベーション協会)など、過去にいくつも性格の異なる業界団体を買収しています。今回のDMA買収によって、ANAはデータドリブンマーケティング周りの活動を更に強化していきます。

業界団体を統合してきたANAですが、今回の買収によって会員数は2,000企業、20,000ブランド、150,000人まで膨れ上がる見込みです。なお、現在のANAの会員数は1,000企業、15,000ブランド、50,000人を越えており、クライアント側のマーケターが750社、残りの350社は代理店、法律事務所、サプライヤー、コンサルタント、ベンダーなどで構成されています。一方のDMAは、テクノロジー&データ会社、マーケター、代理店、サービスプロバイダー、メディア企業と、多岐に渡る1,400を越えるブランド企業と100,000人以上の会員を抱えています。

ANAのコミュニケーションディレクターであるJohn Wolfe氏は、今日のビジネスが益々データドリブンになってきているとした上で「実際のところデータはかつてないほどに、エコシステム全体の、より多くの業界のより多くのマーケターたちに影響を与えています。データがマーケティングにとって重要になったことで、すべての消費者の生活を豊かにしながら、ブランド企業がより多くの利益を得られるよう、今まで以上に効果的で責任が明確かつ倫理的なアプローチが求められていることが明らかになっています」と語っています。

今回の買収は「広告主にとってデータを使ったマーケティングがどれほど重要になっているかを表しているもの」と言えるでしょう。

また、DMAは下記のような共通の問題に取り組むために、ANAとの合併という判断を行ったと会員に伝えています。

  1. デジタル時代における、倫理的なマーケティング目的のためのデータ利用を確かなものにする様々な視点を醸成すること
  2. 事実・結果・信頼をもとに顧客との長続きする関係を獲得することで、よりよいブランドを確立するために利用できる技術の進化およびマーケティング活動に、遅れを取らないために要求を改善し続けること
  3. データをもとに、市場への成長と世界中の人々のより良い生活の創造を可能にするビジネスの変化を促しながら、メンバーへ提供するサービスを向上させること
  4. 予算に対するマーケティングキャンペーンのアトリビューションの結果といった、日々のチャレンジを解決するためのベストプラクティスをつくりあげること
  5. データを悪用する企業を撲滅することで、団体として業界が消費者を守ることを確かなものにすること

当然のことながら、協会は会費で運営されています。会員にとってどれだけのベネフィットを協会が提供できるかという姿勢は、見習うべき真摯なものです。

参考:
Important Announcement Regarding DMA and ANA | thedma.org

ANA extends its reach (again) with plan to acquire DMA | CMO Strategy – Ad Age
ANA Acquires Data & Marketing Association to Help Marketers Adapt to a Data-First World – Adweek

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