2/3の広告主が予算をテレビからデジタルへ。ビデオ広告予算の増加など気になるトレンドまとめ【IAB最新ビデオ広告調査】

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先週4/30から5/4までIAB(Interactive Advertising Bureau)のデジタルコンテンツ・ニューフロント(Digital New Fronts)が行われ、それに伴い白書が出されました。IABの最新ビデオ広告調査によると、広告主の2/3が広告予算をテレビからデジタルにシフトすることがわかっています。

Digital video ad spend increased
画像1:IAB 2018 Video Ad Spend Study

年間広告費100万ドル以上のブランドマーケターおよびメディアバイヤー353人を対象に今年の3月にオンラインで行われたIABによる調査では、冒頭でご紹介した「広告主のテレビからデジタルへの広告予算シフト」の他にも、興味深い数字が次々と紹介されています。

  • 2016年から2018年の間でブランド企業によるデジタルビデオ広告費平均は660万ドルから1,010万ドルへと53%の増加(上画像1)
  • 次の12ヶ月でデスクトップ動画/モバイル動画/アドバンスドTVへの広告費を増加させる予定の広告主は50%以上
  • 次の12ヶ月でブロードキャスト/ケーブルTVへの広告費を増加させる予定の広告主は28%(据え置きする予定の広告主が56%)
  • 2018年のデジタル広告予算のうち59%をビデオ広告に利用(デスクトップ37%/モバイル22%)

Iab digital video spend channels 2018
画像2:IAB 2018 Video Ad Spend Study

このようなビデオ広告への予算シフトの流れの中で、もっとも大きな予算を獲得するのはソーシャルメディアです。上画像2の通り、広告主の半数がソーシャルメディアへの予算を増加させ、43%が予算を維持すると回答しています。

また、広告主の8割は、昨今さまざまなプラットフォームが力を入れているODV(オリジナル・デジタル・ビデオ)を「今までのテレビではリーチ出来ないオーディエンスにリーチできるチャネル」として見ており、予算平均も2016年の280万ドルから2018年には470万ドル(68%増)まで上昇しています。

先週はニューフロント週間ということもあり、各社動画広告に関して様々なリリースを出していますが、中でもYoutubeTVに広告枠が出来るというニュースは要注目です。以前から、従来のテレビ広告と同じように1時間ごとに2分の広告枠をそれぞれのネットワークで販売することができましたが、今後はYouTubeもグーグル・プリファード(Google Preferred)の一部として販売を開始します(デバイスの指定が可能)。

これからますます多くのTV予算がYoutubeに流れることでしょう。当然、従来のテレビではできなかったプログラマティック広告が、テレビデバイスを舞台に本格化しそうです。

テレビ広告がデジタル広告に予算をもぎ取られ、それをFacebookとYoutubeが取り合う構図は今後さらに加速しそうです。

参考:
Digital Content NewFronts 2018

IAB 2018 Video Ad Spend Study
Digital video ad spend keeps rising, with social media (i.e., Facebook) set to see most growth – Marketing Land
YouTube will begin selling ads in live TV service | Special: NewFronts – Ad Age

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