成長率139%のAmazon広告事業。Google・Facebookとのデジタル広告3強時代の幕開け迫る

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各社2018年Q1の決算が出始めました。今回は、その中でも広告が爆増しているAmazonを取り上げます。

Amazon

先週木曜日にAmazonが発表した2018年の第一四半期決算内容は、ご存じの通り売上高が510億ドル。そのうちAWSが前年同期比45%増の54.4億ドルと日本でも注目を集めていますが、さらに凄まじい勢いで伸びているのが広告です。

2017年Q1の段階で60%増の5.8億ドルだったAmazonの広告事業。同時期に8.5億ドルだった広告を含む”その他”の売上が、2018年Q1にはなんと139%増の20.3億ドルとなりました。注目すべきは売上高だけでなく、その驚異的な成長率です(決算報告書に記載されている”その他”のビジネスが主に広告であることは、Amazonが明らかにしています)。

同社の広告事業の柱は動画とプログラマティックです。

AmazonのCFO(最高財務責任者)であるBrian Olsavsky氏は、広告が収益性に大きく貢献し、製品および財務の観点から見て明るい材料であるとした上で、今後Amazonプライム・ビデオへの広告を増やすのかという問いに対しては「時間が経つにつれて多くの広告をプライム・ビデオに出す機会があると思いますが、今はそうしないことにしています。」とコメント。動画は今後の伸びしろとしつつ、一方で会員数1億人を突破したAmazonプライムでNFLのライブストリーミングを配信し、広告を挿入する権利を2シーズン分延長しています。

DSPとしてAmazonがGoogleを捉えたことは、このブログでもお伝えしました(参考:DSP市場でGoogleを捉えたAmazon。アドテク市場で成功できるのはビッグプレイヤーだけなのか?)。その際にご紹介したAdvertiser PerceptionsのKevin Mannion氏は、昨年の調査でAmazonがGoogleに僅差で勝ったのは偶然であるものの、データから言えることとして、伝統的な検索(Google)への出稿を減らしつつ、新たな検索の機会を探そうという広告主の思いが高まってきていること、そしてAmazonが最も重要な代替プラットフォームであることを伝えています。

GoogleのDSPと唯一競合できるのがAmazonです。Amazonの商品検索データをベースに、代理店や広告主とDSPを使った配信戦略を立てる、というのは非常に想像しやすい姿でしょう。Amazonサイトから出た後のユーザーにも、DSPであればリーチすることができます。

Google、Facebook、Amazonの3強(Tripoly)時代はもう間も無くでしょう。

参考:
Amazon – Investor Relations – Quarterly Results

Amazon’s advertising play pays off with $2 billion quarter | Digital – Ad Age
Amazon re-ups ‘Thursday Night Football’ live-streaming deal | Media – Ad Age
Amazon’s ad business tops $2bn per quarter | The Drum

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