動画配信プラットフォームBrightcove完全復活なるか?2017年決算内容と今後の見通し

Pocket
Share on LinkedIn
LINEで送る

クラウドベースの動画配信プラットフォームBrightcoveの2017年決算が発表されました。2年前に当ブログでもその好調ぶりを取り上げましたが、2016年の半ばにかけて大きく上がった後、再び低迷してしまった同社。昨年7月にCEO代理に就任したAndy Feinberg氏(写真下)の仕事ぶりは評価されており、数字で見ても業績が改善されていることがわかります。次期CEOの任命にはもう少し時間がかかるようですが、Brightcoveの2017年実績及び2018年の見通しは明るいものと言えそうです。

Andy Feinberg画像:Major Brightcove investor increases stake, sounds optimistic note for 2018 – Boston Business Journal

まずは2017年のBrightcoveの決算内容および2018年の予測から見てみましょう。

単位:百万ドル
2018年 2017年 2016年
売上 164.0-168.0 155.9 150.3
営業利益 N/A ▲19.7 ▲9.0
営業利益(Non-GAAP) ▲1.5-1.5 ▲9.0 1.0
調整後EBITDA 2.5-5.5 ▲4.5 5.7

2017年全体で見るとパッとしませんが、Q4だけを見ると改善していることがよくわかります。

2017年Q4 2016年Q4
売上 40.1 38.6
営業利益 ▲1.3 ▲3.7
調整後EBITDA 2.3 0.8

2017年通年のエリア別売上およびシェアはまだ開示されていませんが、2017年1−9月までの結果は下記の通りです。北米と欧州が減少する一方で、日本が微増、APACが激増となっています。

2017年 2016年
北米 68.2 59% 68.9 62%
欧州 18.2 16% 18.8 17%
日本 12.4 11% 11.4 10%
APAC 16.5 14% 11.5 10%

2016年の10月以降、株価が回復していないBrightcove。2四半期連続で業績予測を達成できなかったため、2017年5月には株価が5.9ドルまで下落し、その結果を受けて前CEOのDavid Mendels氏が解任されていました。ただ、ここ数回で見られる決算内容の改善から、2018年以降の売上2桁成長および黒字化が期待されています。

とはいえ、2017年期末の現金は、2016年期末の3,680万ドルから2,610万ドルへと着実に減少しています。Brightcove復活の光は見えてきましたが、その改革にあまり時間をかけられそうにはありません。

参考:
Brightcove Announces Financial Results for Fourth Quarter and Fiscal Year 2017 | Brightcove Inc.

UNITED STATES SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION – BRIGHTCOVE INC.
Major Brightcove investor increases stake, sounds optimistic note for 2018 – Boston Business Journal

The following two tabs change content below.
アメリカをはじめ、海外のデジタルマーケティングに関する情報を 海外の情報源から集め、最先端のトレンドを提供しています。 皆様のビジネスに役立つ記事づくりを目指します。