Googleのパブリッシャー向けアウトストリーム動画ソリューションでサードパーティベンダーは用無し?Timeの事例から

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今年5月のデジタルコンテンツ・ニューフロント(Digital Content NewFronts/動画広告枠販売イベント)で発表されたGoogle(DoubleClick)のパブリッシャー向けアウトストリーム動画ソリューションが本格化してきました。その事例として、DoubleClickはTime Inc.(タイムインク)を紹介しています。

DoubleClick
画像:Time inc native ads – DoubleClick

Googleの提供するフレームワークを利用し、Timeは「Adapt」という”サイトのレイアウト”および”デバイスの種類”に合わせてカスタマイズされる、モバイルに最適化したアウトストリーム動画広告ソリューションの提供を今年の6月から始めています。メイベリン(Maybelline)、Apple、AT&Tといった広告主の興味をつかんだこのソリューションによって、Timeのアウトストリーム広告売上は3倍になったとDoubleClickは伝えています。

DoubleClickが事例を紹介しているページ(Time Inc. grows revenue with “Adapt” native video ad units)で確認する限りでは普通のインリード型のようですが、上述の通りサイズが自動変換されるため「ネイティブ動画広告ユニット」と呼ばれています。ビューアビリティが50%になると表示が始まり、ユーザーが広告をスクロールして通り過ぎた場合に停止するという仕様になっているようです。

深刻なサプライ不足およびオープンエクスチェンジの半分以上の広告在庫がアドフラウド(Ad Fraud/広告詐欺)に悩まされている市場において、Timeはオープンマーケットプレイスを避け、直販およびプログラマティックにてアウトストリーム広告の販売を始めました。その結果、自社の動画広告在庫数が5倍、アウトストリーム動画開始数は4倍となっています。

Timeの広告ソリューション&製品ディレクターであるAshley Allen氏は、Adaptに関して「ユーザー体験とページでどのように広告が表示されるかをすべて自社で管理でき、DoubleClickのインターフェースを通じて直接取引が出来るので、サードパーティのベンダーを利用する必要はありません。」と、AdExchangerにてコメントしています。

今までリッチメディア広告を配信するにはサードパーティベンダーに頼らざるを得ませんでしたが、Googleのフレームワークを利用しAdaptの提供を始めたTimeが「その必要はもうない」とハッキリと伝えていることから、DoubleClickはベンダーに対して着実に脅威をもたらしていると言えるでしょう。

参考:
Time inc native ads – DoubleClick

Time Inc., Google partner for proprietary outstream video ad unit | Marketing Dive
To Meet Video Demand, Time Inc. Turns To Google’s Mobile Outstream | AdExchanger

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