アウトストリーム広告大手Teadsが英国Brainientを買収。被買収ターゲットとしても注目される同社の戦略とは

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4,700万ドルを調達しアジアへの本格的な進出開始を発表したアウトストリーム広告の大手Teadsが先週月曜日、同じく動画広告の英国Brainientを買収しました。今回の買収の目的は「データに基づく動画クリエイティブの最適化」と言えそうです。

Teads
画像:Native Video Advertising

Teadsは450名の従業員を抱え、その売上は1.4億ドル以上と言われています。また、2015年には前年同期比で売上を50%伸ばし(中でも注力しているプログラマティックの売上は300%増)、今までに5,500万ドルを調達している同社は、現在「被買収の格好の標的である」とも言われています。

そんな同社によるインタラクティブ動画プラットフォームBrainient買収に関して、その取引条件は公表されていませんが、BrainientのCEOであるEmi Gal氏を含む従業員30名は、独立したビジネス事業部”Teads Studio”としてTeadsに加わるようです。

TeadsのCEOであるBertrand Quesada氏は「アウトストリーム広告にTeadsを利用しているブランド、代理店、パブリッシャーはこれからパーソナライズ化された縦型、インタラクティブ、そして360度動画を(エクスチェンジ経由ではなく)”直接”顧客に届けることができるようになります。BrainientはTeadsプラットフォームの論理的な拡張です」とコメントしています。

Quesada氏が「動画とモバイル向けのダイナミック・クリエイティブ・ツール」というBrainientを買収したことで、例えば、保険会社の広告主が住宅ローン信用保険の見積もりを得るために動画広告にフォームを埋め込み、見込み客にターゲティングしたり、小売業者が天気予報をベースにして、さまざまな冬物コートの動画広告を配信したりするなど、Teadsは特にモバイルにおけるインタラクティブ動画のクリエイティブ、メディアそしてデータの融合(によるパーソナライズ化の精度向上)を期待しています。

また、Quesada氏は「私たちがアウトストリーム広告をローンチした2011年から、毎年”今年はモバイルの年になる”と言われていましたが、メディア消費の観点から言えば、モバイルは十分とは言えない状況でした。しかし、ようやく今になって消費者の70%がモバイルプラットフォームを通じて私たちのパブリッシャーとつながっています」とコメントしており、動画とモバイルによって現在売上の30-40%を占めるプログラマティックの売上比率が、今年の末までに50%にまで成長することを期待しているようです。

参考:
Native Video Advertising

Teads Acquires Brainient To Boost Interactive Video | AdExchanger
RANKED: The 37 hottest pre-IPO ad tech startups of 2016 – Business Insider Nordic

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