CRMとの統合がカギ?SFDCの発表から見るソーシャルマーケティングのこれから

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salesforce_introducing_socialstudio_画像:The ExactTarget Blog Introducing Radian6 Buddy Media Social Studio » The ExactTarget Blog

CRMベンダーがこぞって進めるマーケティングクラウド対応

先週、Oracleが発表したBlueKai(オーディエンスデータ)、Compendium(コンテンツ管理)、Eloqua(B2Bマーケティングオートメーション)、Responsys(B2Cマーケティングオートメーション)などの技術が盛り込まれた「Oracle Marketing Cloud」。それに続く形で、今週SalesforceがRadian6(ソーシャルリスニング)とBuddy Media(ソーシャルコンテンツ管理・効果測定)をExactTarget Marketing Cloudに統合した「Radian6 Buddy Media Social Studio」を発表しました。「このSocial Studioは、Radian6とBuddy Mediaの単なる統合ではなく全く新しい製品です。」と Salesforce ExactTarget Marketing CloudのSenior Vice President of Social ProductsであるMarcel LeBrun氏は語っています。

「Radian6 Buddy Media Social Studio」の主な機能:

  • ワークスペース(ブランド・地域・製品によって編成)
  • 共有カレンダー
  • コンテンツ管理
  • エンゲージメント構築
  • 強化された解析

「Radian6 Buddy Media Social Studio」のデモ動画をご覧頂くと、どのような機能があるのかがよくわかります(上述の順で機能が紹介されています)。

マーケッターが直面しているソーシャルメディアマーケティングの課題

  1. 複数のポイントソリューションを組み合わせて活用
  2. ソーシャルメディアマーケティングチームの編成および管理(特にグローバル企業)
  3. エンゲージメントの高いコンテンツの選別
  4. 広範にわたる顧客とのエンゲージメント構築

Salesforce ExactTarget Marketing CloudのVice President of Product MarketingであるGordon Evans氏によると「Radian6 Buddy Media Social Studio」は上記4つの課題を解決するものだそうです。

コンテンツマーケティングをソーシャル広告にも利用

Salesforce ExactTarget Marketing CloudのCMOであるMike Lazerow氏による「オンプレミス環境のクライアントをクラウドに移行させようと頑張っている企業もありますが大変そうですね。」と明らかにOracleを意識した発言も見られる中、オウンドメディアとアーンドメディアに力を入れてきたOracleやSalesforceがいよいよペイドメディアにも本格的に取り組み始めました。

ちなみに「Radian6 Buddy Media Social Studio」では、エンゲージメントの高いコンテンツを見つけ、それをExactTarget Marketing Cloud上のSocial.com(ソーシャル広告)を使って広告配信することが可能となっています(パフォーマンスの高いコンテンツを広告配信するようSocial.comが提案してくれます)。

HootSuiteはSocial Studioの競合なのか

今回発表された「Radian6 Buddy Media Social Studio」はSalesforceのSales CloudやService Cloudと統合することで力を発揮しそうです。となると、複数のポイントソリューションを組み合わせて活用している企業(例えばソーシャルはSalesforceのRadian6 Buddy Media social studioを使いつつマーケティングオートメーションはOracleのResponsysを使っているJetBlueのような企業)にとっては、「どのマーケティングクラウドサービスに絞るのか」という決断を迫られ始めている時期と言えるかもしれません。

また、今回の「Radian6 Buddy Media Social Studio」の話題の中で「Social StudioがHootsuiteを飲み込むか?」といった記事もいくつか目に入りました。

ポイントソリューションを提供している企業は、明らかな差別化ポイントを打ち出していかなければ、今月末にサービスを終了することになってしまったArgyle Social(B2Bソーシャルメディアマーケティング)のようになる可能性がこれから高くなりそうです。

その観点から見れば、HootSuiteはソーシャルリスニング・コンテンツ管理・効果測定のツールとしてコストパフォーマンスが良く、顧客ターゲット自体が差別化出来ているので問題ないだろうと個人的には感じています。今後は「どのレベルのマーケティングクラウドサービスを使うべきなのか」の見極めがますます重要になるでしょう。

ちなみにHootSuiteのCEOであるRyan Holmes氏は今回の「Radian6 Buddy Media Social Studio」の発表を受けて「時代遅れのコピーキャットですね」といった趣旨のコメントをしています。

 

参考:
Oracle President Mark Hurd Announces Strategy for Oracle Marketing Cloud, a New Platform for Customer-Centric Marketing

Salesforce Unveils Social Studio in ExactTarget Marketing Cloud
Radian6 and Buddy Media United as Social Studio | ClickZ
Salesforce.com’s Social Marketing Evolves
The ExactTarget Blog Introducing Radian6 Buddy Media Social Studio » The ExactTarget Blog
Argyle Social is no longer in fashion: Startup shuts down (exclusive) | VentureBeat | Entrepreneur | by Eric Blattberg
Bye-bye, Hootsuite? Salesforce Launches Social Studio, an Enterprise Platform to Win Them All | DashBurst
HootSuite CEO to Salesforce: Social Studio is an out-of-date copycat | VentureBeat | Social | by John Koetsier

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