大統領選に向け過熱するライブ動画配信。TwitterやFacebookなど押さえておきたいデジタルメディアの動き

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米国ではTwitter、YouTube、Facebook、そしてAmazonに買収されたTwitchなどのデジタルメディアが、大統領選に向けて政治関連ニュースのストリーミング配信強化を始めています。

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画像:Digital media lines up to stream political conventions – Business Insider

TwitterはCBSニュースとパートナーシップを組み、共和党および民主党全国大会をライブストリーミングすることを今月11日に発表しました。TwitterのCFOであるAnthony Noto氏は「Twitterを使えば最も素早く政治の世界で何が行っているのかに気付き、ディスカッションすることができます。CBSニュースによる(開会から閉会までの)一連のライブストリームおよび、共和党および民主党全国大会に関するリアルタイムのディスカッションを届けることは、世界中の人々が”現在進行形”で民主主義を経験するベストな方法であると信じています」と伝えています。なお、両社は2015年11月、2016年2月にそれぞれ行われた民主党/共和党による大統領候補討論会のニュース放送に際しても提携し、リアルタイム計測、ツイートおよび有権者による質問のキュレーションを行っています。

2012年の共和党および民主党大会の公式ストリーマーだったYouTubeは今回、360度動画のライブストリーミングを提供します。差別化要因として、360度動画はGoogle Cardboardを利用してVRとしても楽しめるようです。

Facebookは共和党および民主党全国大会にて、ライブストリームスタジオとして機能する特設の”Facebookラウンジ”を設営し、ニューヨーク・タイムズ、CNN、FOXニュースなど22社のメディア企業を招待しています。Facebook政治行政活動関連(Government and politics outreach)のトップであるCrystal Patterson氏は、ラウンジ内ではFacebookのLive利用を奨励するものの、あまり多くのサポートを提供する予定はないと伝えています。なお、Facebookは今までメディア企業およびセレブに向けて、5000万ドル以上をかけてLiveのプロモーションに取り組んできたと言われていますが、党大会においてFacebookラウンジおよびLiveを利用するよう有償で依頼されているメディアパートナーはいないようです。

ゲーマーに人気のTwitchもまた、党大会の様子をライブストリームする予定です。Twitchユーザーはホストモード(Host Mode)と呼ばれる機能を使うことで自分のチャンネル作成が可能となり、自身のコメントとともに大会の様子を中継できるようです。

日本でも参議院選挙に続き、今月末には白熱する東京都知事選が控えています。若いユーザーのテレビ離れとともにライブストリーミングはスポーツ、音楽といった分野で注目されがちですが、政治関連も目が離せません。前々回の記事「ライブ配信広告を強化するTwitter。軸となるのはスポーツと政治で決まり?」でも触れましたが、動画のライブ配信はスポーツと政治で本格化すると言えそうです。

参考:
Digital media lines up to stream political conventions – Business Insider

Twitter and CBS Pact to Livestream Republican and Democratic Conventions – VideoInk
Facebook plans live video push during conventions – POLITICO
Report: Facebook paying $50 million to publishers and celebrities for live video- POLITICO Media

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