ライブ配信広告を強化するTwitter。軸となるのはスポーツと政治で決まり?

Pocket
Share on LinkedIn
LINEで送る

ライブ配信強化に向かっているTwitterが先週、ウィンブルドン関連コンテンツの試験的なライブ配信を行いました。秋のNFLと大統領選を前に、今後は少なくともスポーツと政治に注力していくと見られます。

Twitter
画像:(140) Live @ Wimbledon Day 12

先週水曜日、Twitterはウィンブルドン選手権に関するコンテンツを使って、同社のライブストリーム配信を初公開しました(試合の放映権を持っているESPNとの取り決めにより、試合のライブ放送ではなくリプレイやハイライトを使った解説、試合後のインタビューなど)。

Twitterは声明の中で「ライブストリーミング動画を見つける場所として、Twitterはますます多くの方々に利用されています。そして、それらの動画にはウィンブルドンのようなワクワクするスポーツイベントが含まれます。今回のライブストリーム配信は初期段階のものであり不完全な試験経験にはなりますが、実際にライブ配信機能をローンチするまでに、今後たくさんの改良を行っていきます」と伝えています。

今回のウィンブルドン関連コンテンツ配信に際して広告販売は行わなかったTwitterですが、同社の焦点はズバリ、秋に行われるNFLのライブストリーム配信です。1000万ドルを支払い、NFLの木曜日のナイトゲーム10試合を独占的にストリーミング配信する権利を獲得したと言われているTwitter。世界中のアメフトファンはTwitterにログインしていてもしていなくても、無料で10試合を観戦することができます。また、試合前にNFLのチームおよび選手達はPeriscopeを利用してライブストリームを行う予定です。

NFLのテレビ放送をNBCとCBSが担当し、それがTwitterで同時配信される形となるため、Twitterによって販売されるライブストリーム内の広告は、広告在庫全体の1/3ほどになるようですが、既にその60%は販売済みだと情報筋は伝えています。また、広告販売は2013年から利用されているTwitter Amplifyと呼ばれるプログラムを通じて行われます。

今回デジタルライブストリーミング配信権が与えられるパートナーとして、より高額な入札を行おうとしていたFacebookやAmazon、Verizonではなく、広告販売能力を見込んで、NFLはTwitterを選んだと見られています。最も価値のある日曜日のナイトゲームではなく、木曜日という少し”実験的”な枠を使って今後の試合放送の形を模索していきたい考えなのかもしれません。ユーザー数の成長で苦しむTwitterにとっては、NFLのライブストリーム配信権が大きな追い風になることは間違いありません。

さらに、Twitterは約10社のメディアプロバイダーとの間で、同社プラットフォーム上でライブコンテンツのストリーミングを行うパートナーシップ締結の最終段階に入っているとも伝えられています。今まで(ウインブルドン/NFL)と、これから(11月の大統領選挙)の流れを考えれば、少なくともスポーツと政治はメインのコンテンツになりそうです。

明るいニュースが少なかったTwitterですが、少し光が見えてきた気がします。

参考:
(140) Live @ Wimbledon Day 12

Twitter Live Stream Debut Didn’t Feature Actual Live Sports | Media – AdAge
Twitter uses Wimbledon to test live sports streams minus the sports
Twitter Gets NFL Streaming Rights for a Song | Media – AdAge
Twitter will sell one-third of ads in NFL Thursday game streams
Twitter Amplify partnerships: Great content, great brands, great engagement | Twitter Blogs

The following two tabs change content below.
アメリカをはじめ、海外のデジタルマーケティングに関する情報を 海外の情報源から集め、最先端のトレンドを提供しています。 皆様のビジネスに役立つ記事づくりを目指します。