米国2016-17年プログラマティック市場予測発表!ディスプレイ広告費の2/3、モバイルの高成長、PCを逆転する動画シェアに注目

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先週eMarketerが最新の米国プログラマティック市場予測を発表しました。バイヤーおよびセラーがプログラマティック取引に慣れてきたことと、モバイルの高い成長率に牽引される形で、プログラマティック市場はさらに拡大し、その広告費は2016年で221億ドル、2017年には274.7億ドルまで成長すると見られています。

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画像:More Than Two-Thirds of US Digital Display Ad Spending Is Programmatic – eMarketer

成長スピードは緩やかになりつつも、順調に拡大を続けると見られるプログラマティック市場。上図の通り、今年はプログラマティック取引による広告費が220億ドルを越え、米国市場のディスプレイ広告費全体の2/3以上(67.0%)がプログラマティック取引になると予想されています。

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画像:More Than Two-Thirds of US Digital Display Ad Spending Is Programmatic – eMarketer

その成長を牽引しているのが、モバイルのプログラマティック取引です。今年、モバイルのプログラマティック広告費は154.5億ドルに達し、米国のモバイルディスプレイ広告費全体の69%を占めると見られています。

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画像:More Than Two-Thirds of US Digital Display Ad Spending Is Programmatic – eMarketer

さらに、米国のプログラマティック動画広告費予測を見てみると、2017年にはモバイルの広告費が38.9億ドル、デスクトップ/ラップトップが37.3億ドルとなり、いよいよ来年にはモバイルがPCを逆転すると見られています(2017年のプログラマティック取引広告費全体におけるプログラマティック動画のシェアは約28%)。

eMarketerのシニアアナリストであるLauren Fisher氏は、バイヤーおよびセラーがプログラマティック取引に慣れてきていることが、これらのポジティブな成長の要因になっていると伝えていますが、TubeMogulのCEOであるBrett Wilson氏は、プログラマティック取引の理解促進をさらに後押ししたい思いをAdExchangerのコラムの中でつづっています。

Wilson氏は、プログラマティック取引は、ただ単に広告買い付けを自動化するだけであるにも関わらず、広告詐欺(Ad fraud)やビューアビリティ、透明性といった問題の原因のように紐づけられたり、いくつかの代理店が昔ながらのビジネスモデルを守るために、”プレミアム在庫はメディアバイヤーと直接交渉して買い付ける必要がある”という考え方を広めたりしていることを指摘。

その結果として、テクノロジーを利用し、より効率良く広告運用できる環境が整っているにもかかわらず、ブランド広告主が最大限にプログラマティック取引を活用できていない現状を改善すべく、「プログラマティック取引とは、ただ単にソフトウェアを使って、オープンおよびプライベートな広告在庫の買い付けを自動化するだけのこと」という共通認識をつくり、プログラマティック・バイイングを取り巻く状況をよりシンプルにしましょうと呼びかけています。

参考:
More Than Two-Thirds of US Digital Display Ad Spending Is Programmatic – eMarketer

Programmatic Is Not A Media Channel | AdExchanger
Report: Programmatic ad spending surpasses $22 billion – Digiday

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