ルビコン・プロジェクトの好調な2015年決算に見るRTBマーケットのインプレッション総量と価格動向

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先週火曜日、ルビコン・プロジェクト(Rubicon Project)の決算が発表されました。2015年における同社プラットフォームの広告運用額は10億ドル、売上高は2.48億ドル(前年比98%増)と、Rocketfuelなど他のアドテク企業が軒並み苦労している中、好調な成績を残しています。

Rubicon

ルビコン・プロジェクトの2015年Q4および通年の決算内容を少し詳しく見てみると、下記のような結果となっています。

  • 2015年Q4 売上高(GAAPベース):9,400万ドル(前年比125%増)
  • 2015年Q4 売上高(非GAAPベース):8,370万ドル(前年比100%増)
  • 2015年Q4 調整後(Adjusted)EBITDA:3,600万ドル(前年比171%増)
  • 2015年 売上高(GAAPベース):2.48億ドル(前年比98%増)
  • 2015年 売上高(非GAAPベース):2.27億ドル(前年比81%増)
  • 2015年 調整後(Adjusted)EBITDA:5,950万ドル(前年比211%増)

2015年Q4の広告運用額は3.36億ドル(前年比55%増)と順調に成長していますが、それに並行して、Take rate(売上高(非GAAPベース)/ 広告運用額)も2014年Q4の19.3%から24.9%と5.6%上昇しています。この点に関して、ルビコン・プロジェクトは「RTBのインプレッション増加と通常の静的バナーからのシフトによるもの」と説明しています。

また、同社エクスチェンジの質を示す指標として、インプレッションの総量が2014年の9,990億から9,200億へと(静的なアドネットワークからRTB在庫への移行に伴い)減少している一方で、平均CPMは2014年の0.67ドルから1.09ドルへと上昇しており、静的バナーよりもRTBを通した方がCPMが上昇しています。

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画像:6 Months After Fraud Cleanup, AppNexus Describes Impact On Its Exchange | AdExchanger

インプレッションの質に関していえば、今月中旬にAppNexusが発表した無効なトラフィックとAd Fraud(広告詐欺)対策によるインプレッション90%減(2015年1月の2,600億から9月の200億)およびCPM500%増(2014年夏の0.2ドルから2015年の1.6ドル)ほど劇的ではありませんが(上画像参照)、いずれにせよ、RTBマーケットに流れるインプレッションの総量は減少する一方で、単価は上昇する傾向にあります。

参考:
Rubicon Project – Rubicon Project Posts Record Fourth Quarter and Full Year 2015 Results; Rapid Growth Delivers Full Year Profitability

Rubicon Project Turns A Profit On $1 Billion In Managed Revenue | AdExchanger
6 Months After Fraud Cleanup, AppNexus Describes Impact On Its Exchange | AdExchanger

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