下がり続けるCPC。それでもGoogleが前向きな理由?

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4月16日、Googleは2014年第1四半期の決算を発表しました。改めてまずはこちらのグラフをご覧下さい。

Google Q1 2014

画像:Google Q1 2014 Quarterly Earnings Summary (PDF)

GoogleのQ1は増収増益もクリック単価は減少

売上は154.2億ドル(前年同期比19%増)、利益は34.5億ドル(前年同期比2.9%増)と増収増益。広告のクリック数も前年同期比で26%増加していますが、CPC(クリック単価)は前年同期比で9%減となっています。

全世界の検索広告CPCも停滞気味

Kenshoo Search and Social Snapshot Q1 2014 01
画像:INFOGRAPHIC: Kenshoo Search and Social Snapshot: Q1 2014

Kenshoo Search and Social Snapshot Q1 2014 02
画像:INFOGRAPHIC: Kenshoo Search and Social Snapshot: Q1 2014

ちなみに、Kenshooが公開したインフォグラフィックによると、2014年第1四半期の検索広告CPCは前年同期比で2%増と停滞気味(対象検索エンジンはGoogle・Yahoo・Bing・Baidu・Yahoo Japan)。一方でFacebook広告は前年同期比で35%増となっています。

モバイル広告によるCPC減少もGoogleの想定内

検索広告のCPCが減少している原因として、ユーザーがデスクトップからモバイルへと移行していることが考えられますが、GoogleのCBO(Chief business officer)である Nikesh Arora氏は「中長期的に見れば位置データやユーザーのコンテキストを元に配信出来るモバイル広告のCPCは、デスクトップ広告のCPCよりも高くなるだろう。」と述べています。

まとめ

  • Googleの2014年第1四半期は増収増益(前年同期比)
  • 検索広告全体のCPCは停滞気味
  • モバイル広告のCPCはこれから伸びる(とGoogleは見ている)

Googleの収益構造は既に変化し始めている

昨年のAdwordsエンハンストキャンペーンへの移行は記憶に新しいと思います(色々と大変でしたよね笑)。広告主にモバイル広告の利用を促し、なおかつモバイル広告のCPCを増加させたいという流れの中で、Googleの役員達はエンハンストキャンペーンにある程度の成果を見ているようです。

とはいえ現状はまだ「じっくり腰を据えているデスクトップユーザーに出す広告」の方が、「流し見しかしないモバイルユーザーへの広告」よりも、価値が高いように感じます。また、日本では「スマホの検索広告は邪魔」と感じているユーザーも少なくないようです。

今後モバイルがより生活に密着したデバイスとなる中で、広告主側にモバイル広告最適化と計測のノウハウがたまり、ユーザーにも広告が価値のあるものと認識され始めれば、検索広告のCPC下落は止まるのではないかと考えています。

Googleは他にも昨年12月にGoogle Adsenseにカスタムの広告サイズを追加するなど、モバイルの検索広告CPCアップだけでなく、インプレッション単価(CPM)でのブランディング広告費アップも狙っているようです。

未だ90%の売上を広告収入から得ているGoogleにとって広告費を増加するための施策を打つのはもちろんのこと、Google Glassなどで売上の別の柱を作ろうと目指すのは当然と言えば当然ですね。

 

参考:
Google Q1 2014 Quarterly Earnings Summary (PDF)
Google Q1 2014 Earnings: Profits Up as CPCs Slide – Search Engine Watch (#SEW)
INFOGRAPHIC: Kenshoo Search and Social Snapshot: Q1 2014
Google Profit Misses Estimates As Search Ad Prices Decline | Digital – Advertising Age
スマホの検索広告は邪魔? ユーザーの3割はクリックしない。4割が検索結果の2ページ目まで見る/スマートフォンレポート vol.10-3 | Web担当者Forum

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