Facebookが「Live」を発表。リアルタイム動画でTwitterが掴み切れていないユーザーを囲い込むことができるか?

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Facebookが先週木曜日、ライブストリーミングサービス「Live」と、ユーザーが取った写真や動画をコラージュできる機能「Collages」を米国iPhoneユーザーを対象に公開しました。今回は、前者の「Live」の可能性に注目したいと思います。

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画像:Introducing Live Video and Collages | Facebook Newsroom

FacebookのLiveは今年の8月、有名人など限られたユーザーのみを対象に提供され注目を集めましたが、これから米国の一般iPhoneユーザーを対象にテスト範囲が少しずつ拡大されます。ユーザーはシェアしたい相手にだけライブストリーミングを公開することができます。また、ストリーミングされた映像はタイムラインに保存されるため、リアルタイムで見られなかった友人や家族が後になって動画を視聴することも可能です。

まだFacebookページへは対応していないため、企業のライブストリーミング利用に関しては、引き続きPeriscopeやMeerkat、UStreamなどを使う必要があります。とはいえ、80億回/日にもおよぶFacebook上での動画消費にLiveのライブストリーミングが加われば、Facebookが他のプラットフォームから消費者の時間をさらに奪い取れることは想像にかたくないため、Liveのビジネス利用対応は時間の問題と言えそうです。

スポーツなどのライブ映像は、テレビにまだ一日の長があります。しかし、ウォルト・ディズニー・カンパニー傘下で、最も利益率の高いチャンネル「ESPNスポーツネットワーク(テレビ中心)」でさえ、その契約者数を今年の10月末に9200万人(3.2%減/1年で300万人減)に減少させている状況です。

それらのユーザーの主な受け皿として、NetflixやHuluなどの購読モデルのオンライン動画サービスが想定されますが、今後、企業によるLive利用で無料のライブストリーミングが可能になれば、ユーザーは「スポンサードコンテンツとしてFacebook上でライブ映像を見る」といったことができるようになるかもしれません。

Twitterは今年の5月にライブストリーミングサービスを提供するPeriscopeを買収しましたが、ライブストリーミング機能をTwitter本体アプリとは別に提供しています。一方、FacebookのLiveはFacebookアプリ内で使えるため、「リアルタイムな映像」をシェアし、楽しめるLiveは、一般のソーシャルユーザーにも好意的に受け止められそうな予感がします。

参考:
Introducing Live Video and Collages | Facebook Newsroom

Facebook Starts Testing Live Video Streaming For The Masses
Disney Falls on ESPN Decline, Dragging Down Media Stocks – Bloomberg Business
Digital Tourism Think Tank | Tourism Victoria

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