ビューアビリティ問題の救世主?ついにFacebookがMoatによるサードパーティ広告検証を導入へ

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以前Twitterの動画広告検証で採用されたことをお伝えしたビューアビリティ計測のMoatが、Facebook広告計測の認定ベンダーに採用されることが、先週の木曜日に明らかになりました。Ad Fraud(広告詐欺)を懸念する広告主にとって、サードパーティによる広告検証が進んでいることは嬉しいニュースです。

Moat

Moatの計測タグ導入はまずFacebook動画、その後ニュースフィードやInstagram広告へと順次進められる予定です。本格公開は年内予定になるだろうと、ある情報筋はAdExchangerに伝えています。

今までFacebookは「スクリーンに広告の一部分が表示されればビューアブルである」というスタンスを貫いてきましたが、今回のMoatとのパートナーシップ発表にあわせて、「これからは100%のインビュー(in-view)インプレッションも購入できるようになります」と伝えています。

ビューアビリティの懸念から、ケロッグやユニリーバといった大手広告企業がFacebook(およびGoogle)への広告出稿をとりやめたという話は、以前お伝えした通りです。ウォールストリートジャーナルによれば、ユニリーバは2014年に70億ドルを広告およびマーケティングにかけていると見られており、今回の発表によって、広告費が大きく動く可能性があります。

今月初旬にフィナンシャル・タイムズは「YouTubeが年内にも外部の広告計測企業を利用か」と伝えていましたが、今回のFacebookとMoatとのパートナーシップ発表によって、Googleのサードパーティによる広告検証導入も、より現実味を帯びてきました。

Facebookの広告リサーチディレクターであるDaniel Slotwiner氏は、6月に行われたAdExchangerのCleanAds I/Oコンファレンスにて、「メディアバイヤーを”なだめる”ためにFacebookは仕様を変更したり、投資をすることはありません。そのような基準で判断をしてきたのなら、10億ユーザー以上という現在のFacebookにはなれなかったでしょう」とコメントしていましたが、今回はメディアバイヤーやブランドマーケターのニーズ(と広告予算)に揺れ動かされた形になったようだとAdExchangerは伝えています。

参考:
Moat | Marketing Analytics and Intelligence

New: 100% In-View Impression Buying and Ad Analytics Partnership with Moat | Facebook for Business
About-Face: Facebook Partners With Moat On Third-Party Viewability Verification | AdExchanger
YouTube to provide viewer data to advertisers – FT.com
Facebook Bends to Advertiser Viewability Demands – CMO Today – WSJ

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