Google、Facebookも時間の問題?求められるサードパーティの広告検証と、注目したいMoatの動き

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当ブログでも度々お伝えしているビューアビリティおよびAd Fraud(広告詐欺)の問題。そこで注目したいのが、この分野のリーディングカンパニーであり、Twitterの動画広告検証でも採用されているMoatです。

Moat

米Yahooは先月、ニューヨークで行われたAdExchangerのCleanAds I/Oコンファレンスにおいて、comScore、DoubleVerify、Integral Ad Science、Moat、その他いくつかのサードベンダーによる検証タグを、同社ネットワーク内で利用することを発表しました。

一方、FacebookやGoogleは、サードパーティベンダーによるビューアビリティの検証を認めていません。そのことが原因(ビューアビリティの懸念)で、大手広告主であるケロッグが、YouTubeを含むGoogleへの広告出稿をとりやめたことが今年の5月に明らかになっています(ユニリーバも、同じ理由でFacebookおよびGoogleへの動画広告投資をやめたと噂されています)。

パブリッシャー自身が公表するビューアビリティの信憑性への懸念もさることながら、様々なパブリッシャーのビューアビリティを横断的に首尾一貫して計測したい広告主が、中立なサードパーティベンダーによるビューアビリティの検証をパブリッシャーに求める動きは、これから益々広がるでしょう。

上述のYahooの発表と時期を同じくして、Genesis Mediaは、Moatとのパートナーシップによるインプレッション保証型広告(cost per viewable impression)の提供を、そして今月22日にはSled Mobileの広告配信プラットフォームParsecが、Moatとのパートナーシップによるインプレッションの秒毎課金モデル(cost per second)の提供をそれぞれ発表しました(Programmaticに時間の概念が出てきました)。

さらに、DSPのTurnが先週木曜日、Moatと動画解析におけるパートナーシップを結んだことを発表しました。これにより、Turnのクライアントは入札前後で動画広告のビューアビリティに関するサードパーティの解析データにアクセスできることになります。また、エンゲージメント、最適化、ターゲティングに関するデータも提供される予定です。

Media Rating Council(米国メディア指標協議会)とIAB(米国インタラクティブ広告協議会)がビューアビリティの基準を制定しているものの、パブリッシャーやベンダーによって、どのように計測が行われているかは異なります。そのような状況の中で、Moatの浸透度はかなり高く、多くのメディアが導入を進めているようです。

広告主の間で「広告の価値を判断する”試合(計測)”に”、中立であるべき審判(パブリッシャー)”が参加するべきではない」という認識および、サードパーティベンダーの重要性が高まってきています。

参考:
Moat Ad Search

Yahoo Says Welcome To Third-Party Fraud And Viewability Tags | AdExchanger
Genesis Media Teams Up With Moat For Video Viewability
Sled Mobile Looks To Make An Impression With A Cost-Per-Second Pricing Model | AdExchanger
Turn Partners With Moat For Video Analytics 07/23/2015

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