Criteoは2015年Q1も絶好調!最高執行責任者が語った「勝ち続けられる3つの強み」とは

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今月初旬に2015年Q1の決算を発表したCriteo。売上高は262百万ユーロで、前年同期の153百万ユーロから71%増。また、純利益は1,200万ユーロと、前年同期の400万ユーロから300%増となっています。上場しているアドテク企業の業績が軒並み振るわない中で、なぜCriteoはここまで継続して成長を続けられるのでしょう。

Criteoの社長兼COO(最高執行責任者)であるEric Eichmann氏は、Business Insiderに対し、「一つのことに集中していること」、「広告主と直接取引をしていること」そして「競合を寄せ付けないだけのスケール(掲載面)を持っていること」の3点を、同社の強さの理由として挙げています。

Criteo youtube
画像:Criteo Listing Day Celebration – YouTube

「一つのことに集中していること」に関して、Criteoはeコマースなど「クライアントの売上を上げること(=ダイレクトレスポンスのパフォーマンス)」にずっと焦点を当てており、そこからブレることはありません。Eichmann氏は、CriteoをRocket FuelやMillennial Mediaといったアドテク企業と比べるのではなく、検索リスティングと比べることが、Criteoを理解する一番の方法であると述べています。

「広告主と直接取引をしていること」に関しては、クライアントの実に70%以上が広告主との直接取引であるとEichmann氏は伝えています。広告主に直接Criteoを使ってもらうことで、Criteoとそのテクノロジーがどのように売上アップに貢献しているのかを実感してもらえるだけでなく、代理店を間に挟まないことによって、Criteoの利益率も上がります。日本のように代理店経由が多い市場もありますが、世界的に見て広告主との直接取引率がこれだけ高いことは、他のアドテク企業との大きな差であることは間違いないでしょう(Publisisが昨年夏にCriteoを買収しようとしていた理由の一つと言えるかもしれません)。

「競合を寄せ付けないだけのスケール(掲載面)を持っていること」に関しては、CriteoがGoogleに次ぐ、2番目に多くのユーザー(11億人/comScore調べ)にリーチできるアドネットワークであることからも明らかです。それに加えたCriteoの強みは、アドエクスチェンジやSSPなどを通じた取引だけでなく、パブリッシャーとの直接取引(ダイレクトな枠の調達)によって、パブリッシャーがオープンRTBに出したくない在庫を確保できる、つまり、RTBのマーケットプレイスに出る前のファーストルックのインプレッションを確保できる点にあるとEichmann氏はコメントしています。

Googleがローンチを準備しているモバイル検索広告への「Buy」ボタンの追加や、当ブログでもお伝えしたTwitterによるTellApartの買収、FacebookのDynamic Product AdsのローンチおよびTheFind買収によるコマース広告強化など、ダイレクトレスポンス広告市場はますます成熟し、それに伴い企業淘汰も加速しています。

ダイレクトレスポンスのパフォーマンスを最大化するために、広告主およびパブリッシャーとダイレクトな関係を構築する垂直統合モデルで、見事なまでに勝ち続けているCriteo。クロスデバイス機能を充実させてきているところからも、来年の決算には「スマホの売上が急増して最高益を達成」というアナウンスがあっても不思議ではありません。

参考:
Criteo Reports Record Results for the First Quarter 2015 and Raises Full-Year 2015 Guidance (NASDAQ:CRTO)

Criteo Listing Day Celebration – YouTube
Criteo president and COO Eric Eichmann on why it’s not like other ad tech companies – Business Insider
Publicis Reportedly Near Deal to Buy Criteo | Agency News – Advertising Age
Criteo’s Revenue Catapulted By Cross-Screen Growth, Favorable Market Conditions – AdExchanger– AdExchanger

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