ニールセンに真っ向勝負!メディア分析のコムスコアがクロスプラットフォーム動画測定サービスの提供を発表

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「日本ユーザーは米国ユーザーに比べて動画視聴時間が2倍、視聴本数は約半分である」という、パソコン経由の動画ストリーミングサイト利用状況に関するレポートを今週水曜日に発表したデジタル・メディア分析のコムスコア。そのコムスコアが、米国にて”重複しない”デスクトップ、スマートフォン、タブレット、OTT(ブロードバンドインターネット経由で見る動画サービス)動画オーディエンスの計測サービスを、パブリッシャー、代理店、広告主向けに提供することを発表しました。

ComScore

「番組レベルでの視聴率ということではなく、クロスプラットフォームでの視聴率の計測を行っています。」とAdExchangerに語ったのはcomScoreのCEOであるSerge Matta氏。今までパソコンに限定されていたcomScoreの動画計測指標ですが、今後は同一人物が異なるスクリーンを通じてコンテンツを閲覧しているのかどうかを評価し、より正確にリーチを計測していくようです。

昨年末にはニールセンがクロススクリーンでストリーミングとOTTの計測を開始する予定であることを発表するなど、マルチプラットフォームのメディア計測分野で熾烈な競争が続いています。テレビのオーディエンス・ターゲティング・プラットフォームSimulmediaのCEOであるDave Morgan氏によれば、ニールセンは既にテレビパネルでのデジタル視聴習慣を計測しながら、パートナー関係にあるAdobeからタブレットとモバイルの視聴データを入手しているようです。

一方で、comScoreも「テレビから動画全体」への計測技術の改善に取り組んできています。2008年にはモバイル計測ツールのM:Metricsを、2010年にはモバイル解析プラットフォームのNexiusプロダクト部をそれぞれ買収するなど、クロスプラットフォーム計測に向けて着々と準備を進めてきました。

Datalogixのようなデータ会社とのパートナー関係によってデジタルとオフライン計測を可能にする一方で、comScoreはクロスプラットフォームのパートナー関係をNBC(米国全国放送会社)やESPN(米国のスポーツ専門チャンネル)といった放送局、CIMM(The Coalition for Innovative Media Measurement)といった業界団体と深めることで、既存の動画とテレビのデータ資産の価値を高めることにも取り組んでいます。

Matta氏が言うように、独立したサードパーティのデータを利用することでパブリッシャーの広告在庫の質や入札の質が高まり、インプレッションの可視性がより把握出来るようになることは、アドテク業界を取り巻くエコシステム全体の利益になることは間違いないでしょう。

参考:
日本の動画サイト利用動向 – comScore, Inc

comScore Announces U.S. Launch of Video Metrix® Multi-Platform to Measure Video Audiences Across Devices – comScore, Inc
ComScore Dives Deeper Into Cross-Platform Video Measurement – AdExchanger
ComScore to Tally Viewers Across Their Many Devices – NYTimes.com
ComScore Says It Can Measure Video Audiences Across Web, Mobile and Internet TV – CMO Today – WSJ
Nielsen Primes ‘Total Audience’ Push, But Publishers Have Questions – AdExchanger
Collaborative Effort. Meaningful Change.

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